花粉症

花粉症の原因と症状

花粉はアレルギー反応によって起こります。
その主役は花粉(アレルゲン)と抗体です。

代表的な目のアレルギーは急性アレルギー性結膜炎とも呼ばれています。
まず目のまわりがかゆくなり、結膜が充血し、まぶたがはれぼったくなります。重症になると結膜に浮腫を生じます。
かゆいのでこすったり、かいたりするとさらに悪化し、結膜や角膜を傷つけ、目がゴロゴロしたり、かすんだり、まぶしく感じたり、痛みが出たりします。ときには涙の洪水に襲われます。このほか鼻、のど、気管支、胃腸にもさまざまな症状が現れ、全身の倦怠感や発熱が出る場合もあります。

花粉症の診断と検査

スクラッチテスト

アレルゲンのエキスを腕の皮膚の上に1滴たらして針で引っ掻き、アレルギーの反応である膨疹や発赤を見て、アレルゲンを確定するテストです。

皮内テスト

アレルゲンと疑われる花粉などのエキスを直接皮内に注射して現れる膨疹や発赤を測って、アレルゲンを確定します。

花粉症の治療

花粉症の治療は対症療法減感作療法があります。
花粉症の人は、花粉が飛散する時期に入る2週間くらいまえから抗アレルギー薬を点眼すると、アレルギー症状が軽減することもあります。花粉症の症状が出たら、悪化しないように対症療法に用いる薬剤としては抗アレルギー薬、抗ヒスタミン薬と副腎皮質ステロイド剤があります。これらを医師の指示に従って点眼または内服します。

抗アレルギー薬、抗ヒスタミン薬

ヒスタミンは血管や神経に作用してアレルギー症状を引き起こします。
抗アレルギー薬は、アレルギー反応のいろいろなプロセスに作用してヒスタミンが出てくるのを抑えます。また、すでに出てしまってヒスタミンに対しても、ヒスタミンが血管や神経に刺激を与えるのを妨害してアレルギー症状がでるのを抑えます。

副腎皮質ステロイド剤

薬の効果という点だけを考えると、ステロイドは非常に強力な症状の改善効果を示します。
花粉症だけでなくアトピー性皮膚炎、気管支喘息、さらにリウマチなどにも使われている薬です。
ところが効果の反面、副作用も強いので長期間使っていると副作用によってさまざまな異常が現れ、花粉症より深刻な病気になってしまう場合もあります。

減感作療法

減感作療法とは、アレルギー症状を起こす原因物質のエキスを、長い時間をかけ少しずつ注射し、徐々に増やしていくことでそれに対する過敏な反応を減らしていこうという治療法です。
2~3年と長期間にわたるため根気が必要ですが、成功すれば薬が不要になったり、大幅に減らすことが出来ます。ただこの療法は逆にアレルギー症状をひきおこすこともあるため、医師と充分に話し合い、注意しながら長い目で取り組んでいく必要があります。


田村眼科