2種類以上の点眼剤を点眼する場合、どうして5分以上間隔をあける必要があるんですか?
一つの薬剤が結膜嚢に吸収され、眼内に移行するのにかかる時間がおよそ5分であるため、5分以上間隔をあける必要があるのです。
連続して2種類以上の点眼薬をさすと、最初にさした点眼薬が次にさした点眼薬によって洗い流されてしまいます。
視力はいいのに視野が悪いといわれました。どういうことですか?
視力とは、2つの点を2つとして見分ける能力をいいます。
視野とは目を動かさず一点を見ているときにみることのできる範囲をいいます。
緑内障などで視野が狭くなり周辺が見えなくなっても、中心の部分が見えていれば、その部分で2点を認識することはできますから、視力はよい場合もあります。
中心部でよく見えていても(視力がよくても)周囲が見えなければ、周りの人や物にぶつかったりしやすく、生活の上でかなり不自由になります。
子どもでも眼鏡をかけなければならないですか?
近視眼の場合、0.7より悪くなると、黒板の字が見えにくくなってきますので、かけた方がよいでしょう。
遠視や乱視が強く、弱視といわれている場合は治療のために眼鏡をしているのですから、しなければなりません。遠視が強く、斜視がある子どもも眼鏡は必要です。
目にいい食べ物ってなんですか?
目の健康を維持するのに大切な食べ物として、ビタミンが挙げられます。
ビタミンのなかでも特にA,B,B12そのほかB2も大切です。
ビタミンAが不足すると夜盲症の原因となったり、角膜の表面が乾いて炎症を起こしたりします。B1,B12は視神経や筋肉の疲労を解消します。B2は疲れ目による充血の解消に役立ちます。食べ物でビタミンAが豊富な物は緑黄色野菜、レバー、うなぎや卵黄などです。B1,B12は豚肉、レバー、魚介類、乳製品、玄米などに、B2 はレバー、カキ、玄米などに多く含まれています。
これらのことを踏まえて上で、バランスよく食事することが大切でしょう。